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粗悪品の動作を各種確認。周波数もパルス強度も嘘でした。 [工作]

粗悪品が手元にあるので、「この部分を調べてほしい」があれば、お問い合わせください。
今ある情報を簡単にまとめると
・出品情報にある周波数とパルス強度はどちらも嘘でした。
・総原価は不必要に高く見積もっても650円未満。
・FETは放熱器必須。触ってられないくらい熱い。





過去にやりとりしたメールへの返信で「回路図を見てみたい」とご連絡いただければ
とりあえず手書きで起こした回路図は送れます。
一般に晒すかどうかは検討中。まぁ失笑ものですわ。
※出所情報保護のためぼかし処理しています。ついでにLM555は「わざと」です。

まず何よりFETの発熱がやばい。バカじゃないのってくらい熱い。うっかり触れたらヤケドする。
真夏の日中、太陽光発電で使ってたらFET焼けるんじゃね?

というわけで皆さんお待ちかね。波形を取得してみました。
なおバッテリの電圧は14.8Vとして、出来る限りパルス強くなるよう甘めの設定にしています。

いつものバッテリに繋いでバッテリ端の波形を取得。
パルス尖頭値は約35V。弱いなぁ・・・


発生周期は約30us=約33kHz。20kHzは嘘でした。
まぁ虚偽にならないようにするべく添削すると
 現在表記:約20kHz
 修正表記:約20kHz以上
と書いたら良いんじゃないですかね。

次に尖頭値が全然届かない訳ですが、説明を見ると
60Vは「基板端」というわかりにくい表現なので、それっぽい端子台の波形を取得しました

パルス尖頭値は約47V。足りない・・・60Vまで13V足りない・・・
というかウチの出口80V比で半分ちょいしか無いとか弱すぎるわ。

でもまぁもしかしたら?ということで一番強いコイル(FET側)のリードで波形を取得

パルス尖頭値は約52V。やっぱり足りない。
というわけで60Vは嘘でございました。
なにやら最近「パルス電圧は基板端で60V以上(14.4V印加時)」とか書いてるのもありますが
周波数どこいったんですかね?虚偽記載よりは未記載のが良いとは思いますけど
不都合なことは書かない隠蔽体質ですね、分かります。

全数試験とは一体?という疑問が発生しますが
まぁでもバッテリ端で30Vあるから、効果は出るでしょうね。
FETがかなり発熱するので、熱いの触るのが趣味という人には良いかも。


FETがどれくらい発熱するか?については明日にでも温度計を買って
周囲温度との差分を測定してみようと思いますが、それはそれとして部品代はどれくらいか?
というのをちょいと計算してみようと思います。

なお抵抗・セラコンは秋月電子さんで購入するものとし、
全体でおおよそ100円と高めに見積もります。
具体的な部品表が欲しい場合はメールでお問い合わせください

1.抵抗、セラコン類 100円
2.ポリスイッチ  30円
3.FET 50円(出所情報に繋がる可能性があるので高めの値にしています)
4.コイル 50円
5.フィルムコン 20円
6.電解コン 10円(ルビコンPKの85℃品。愕然とする部品選定。)
7.LED 20円(詳細不明なので高いものを想定)
8.PNP Tr 10円(A1015のUTC品)
9.NPN Tr 10円
10.ツェナダイオード 5円
11.スイッチングダイオード 15円
12.三端子レギュレータ 20円
13.555 50円
14.ブレッドボードパターンの試作用基板 80円
 →合計470円
15.クリックポスト送料 164円
 →総原価634円

2980-634=2346円
へー

100均で温度計2個購入して測ってみました。

奥の室温表示がおおよそ27℃(エアコン設定は28℃)
FETの上に測温部をのせて自然対流させて測定したらば約47℃。
そりゃ触ったら「熱っつ!」ともなりますわ。

参考というか比較用にウチのやつも測ってみました。
ただ発熱が少ないので測温部を密着させるためプラカバーを割っています。

測温部をFETに密着させておおよそ28℃。
周辺温度はおおよそ26℃。
(エアコン設定26℃に下げています)
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